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特開2003−260031号公報特開2003−271728号公報特表2002−523145号公報国際公開第WO2002/025272号パンフレット特 ...
本発明は皮膚の状態を評価する方法及び用途に関する。
肌の状態を的確に把握することは、健康的な皮膚を維持するためのスキンケアをする上で重要である。化粧品によるスキンケアを実施するに際しては、例えば目視的な問診などを通じて、化粧品使用者の肌質が評価されてきた。最近では、皮膚の状態または機能をより客観的に評価するために、各種の計測機器を利用して肌質を機器固有のパラーメーターで表記する方法や、肌質に関与するタンパク質の発現レベルあるいは酵素の活性を測定する生化学的・分子生物学的方法なども取り入れられている。また、遺伝学的な検討も行われている。一例として、皮膚に関与する遺伝子の遺伝学的検査をすることによって顧客の皮膚の状態・特徴を評価し、顧客に適した化粧品を提供する方法が提案されている(特許文献1、2)。これらの方法では、皮膚関連遺伝子(又は皮膚関連遺伝子群)に注目し、その情報(DNA配列情報)を基に皮膚の状態等を評価する。確かに皮膚関連遺伝子の遺伝子情報は皮膚の性状を特徴付ける重要な一因となる。しかしながら、DNA配列情報が皮膚機能に貢献又は影響するためには遺伝子の発現が必要であること、及び遺伝子によっては個人の生活習慣などの内的要因や気候などの外的要因のために生涯発現しない可能性も考えられること等を考慮すれば、皮膚関連遺伝子のDNA配列情報だけでは、様々な要因が絡み合った結果として形成される、皮膚の状態を的確に捉えることはできず、特に外的な要因による皮膚の状態変化を理解することは不可能である。
ところで、皮膚の上皮組織(即ち、表皮)は数層の細胞層からなる。表皮の中で最外層に位置するのが角質細胞層である。角質細胞は、基底部にある基底細胞が細胞分裂を繰り返し、その一部が基底細胞層を去って上層へ移行する過程で形成される。この過程を角化と呼び、角化を通して細胞は核などの細胞成分を失い主にケラチン繊維の塊へと変化していく。一般に、基底細胞の分裂から角質細胞への分化までに4週間程度を要する。また、役割を終えた角質が角質層の表面から剥がれたものを「体の垢」と呼ぶが、角質細胞が形成されてから剥がれ落ちるまでに約2週間かかる。
皮膚の表皮に注目した検討として、表皮の機...