FSST変法の信頼性と有用性の検証 | 首都客運時刻表查詢網
![FSST変法の信頼性と有用性の検証](https://i.imgur.com/2oxSoeJ.png)
池上泰友;千船病院リハビリテーション科...そこで,本研究では多くの高齢者に適応できるようにFSSTを修正して信頼性を検討し,さらにFSST変法とその他の身体運動 ...
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【目的】Wayne Diteら(2002)により考案されたFour Square Step Test(以下,FSST)は高齢者のバランス能力の評価として信頼性が高く,転倒を予測できることが報告されている。しかし,臨床の現場では90cmの杖を4本縦横に設置するため広いスペースが必要であり,また杖を跨げることが条件となるため対象者が制限される。そこで,本研究では多くの高齢者に適応できるようにFSSTを修正して信頼性を検討し,さらにFSST変法とその他の身体運動機能との関連性を検証し有用性を探ることを目的とした。【方法】対象者は当院を利用している疼痛なく10m以上歩行可能な50名(男性20名,女性30名,平均年齢73.1±10.2歳)とした。疾患の内訳は,骨関節疾患29名,胸部疾患12名,脳血管疾患7名,神経筋疾患2名であった。調査項目は膝伸展筋力(%体重),片脚立位時間,Functional reach test(以下,FR),Timed Up & Go test(以下,TUG),10m最大歩行時間,Berg balance scale(以下,BBS)とした。FSSTでは床面に杖の代わりに90cmの色つきビニルテープを縦横十字に貼り測定を行った。対象者は,4面の左手前で安静立位をとり,できる限り速く左奥,右奥,右手前,左手前,右手前,右奥,左奥,左手前の順にステップする課題を行った。ビニルテープ上に被検者の足底部が接触した場合は,そのまま踏み越えるように指示をし,最初の場所に戻るまでの所用時間を測定した。また,測定前に2回の練習を行い,動作確認を実施した。各項目とも2回ずつ測定し最高値を選択した。さらに,FSST変法と歩行実用度との関連性を屋外歩行自立,屋内歩行自立,屋内歩行監視の3群に分けて検討した。FSST変法の2回の繰り返し測定による再検査信頼性の検討は,1回目と2回目の測定値から級内相関係数(Intraclass Correlation Coefficient:以下,ICC)を算出した。FSST変法と各測定値との関連性についてはPearsonの積率相関係数ならびにSpearmanの順位相関係数を用いて判定した。また,FSST変法を従属変数,各測定によ...
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