美術館に乾杯! ヴァチカン博 その一 | 首都客運時刻表查詢網
![美術館に乾杯! ヴァチカン博 その一](https://i.imgur.com/2oxSoeJ.png)
ローマ観光のハイライトはもちろんサン・ピエトロ大聖堂とシスティーナ礼拝堂にあるミケランジェロのフレスコ画!観光客が殺到する夏は中に入るのに長い待ち時間を辛抱し ...
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イエズス会の総本山 ジェズ聖堂
ポッツォの‘聖イグナティウスの祭壇’(1696~1700年)
ポッツォの‘カフェ・プロフェッサの回廊の壁画’(1682~86年)
真近でみるとゆがんでいる壁画
ボッロミーニの‘プロスぺトカの間’(17世紀 スパーダ宮)
ポッツォ(1642~1709)が絵画の技法だけでなく数学や建築の知識を総動員してつくった天井画が楽しめるサンティニャーツィ聖堂、運よく2010年2回縁があった。場所がわからず苦労したのは1月のとき。その原因は手元の美術本をみててっきりイエズス会の総本山のジェズ聖堂に行けば天井画をみれると勘違いしたから。
確かに翼廊部にある絢爛豪華な‘聖イグナティウスの祭壇’はポッツォがつくったことは情報とあっているし、世界で最も大きいラピスラズリの玉がどんとすえられている。でも、身廊に描かれた天井画がどうもイメージとちがう。さて、肝心のボッツォのイリュージョンはどこでみれるのか?
そこで、聖堂と同じ敷地内にあるローマの神学校、‘コレッジョ・ロマーノ’に足と運びきょろきょろしていたら入口でもらったパンフレットに載っている‘カフェ・プロフェッサの回廊’が現れた。なにかポッツォの匂いがしてきた。この回廊の天井と壁画はボッツォがローマにやって来て最初に描いたもの。
回廊の天井はかまぼこ型になっているが、実際は天井や壁にはいっさい凸凹がない。ある地点からみると完璧な遠近法になっていて、奥にはあるはずのない部屋があるようにみえる。そして、進んでいくと横の壁から赤ちゃんや男女が飛び出してくる。まさにだまし絵の連続。男女を真近でみると体全体を横にぐっとひきのばして描かれている。
結局、ジェズ聖堂で...